癖毛は、人によって本当に違います。

うねり方、広がり方、毛流れ、髪の硬さや柔らかさ、毛量、生え方。

さらに頭の形や首の長さ、顔まわりの骨格まで違えば、同じ癖毛でも似合う形や扱いやすいカットは変わります。

そして、意外と自分の癖を正確に知っている人は多くありません。

「癖が嫌だから、まっすぐにしたい」

そう思っていても、本当に嫌なのは癖そのものなのか、それともSNSや周りの人を見て感じる「まっすぐでサラサラな髪への憧れ」なのか。

そこを一緒に考えることも、癖毛カットでは大切だと思っています。

癖を活かすのも、縮毛矯正をするのも正解

SNSでは、癖毛を活かすカットや様々な技法を見る機会が増えました。

ただ、根本的に大切なことは昔から変わりません。

その人の頭の形、髪の生え方、癖の出方を見て、しっかりカットすること。

僕は、ベースカットが仕上がりの8割を決めると考えています。

癖を活かして自然な動きを楽しむのも正解。

縮毛矯正でサラサラにして扱いやすくするのも正解。

大切なのは、どちらが正しいかではなく、その人がどうなりたいかです。

なぜベースカットが8割なのか

美容室では綺麗に仕上がっていても、自宅で同じようにブローできる人は多くありません。

だからこそ、僕は「自宅で完璧にブローする」ことを前提にしたカットではなく、乾かすだけでも形になるカットを大切にしています。

そのために重要なのが、最初のベースカットです。

アシスタントにカットを教えるときにも伝えていることがあります。